癌の原因

癌(ガン)の原因について

癌の原因はさまざまありますが「取り巻く環境」「東洋医学」「心理学」の大きく3つに分かれます。取り巻く環境には癌の原因は「外的要因」「内的要因」に大きく分けられます。癌の原因は1つに限らず多数の原因が重なり合って癌が発症します。では、癌の原因にはどんな事があるのでしょうか?

ガンの原因(外的要因)

癌の原因 取り巻く環境癌の原因の外的要因はタバコ、工場の煙、排気ガス、放射線、食事・添加物、感染、職業など外側からの影響があります。

また癌の内的要因に体質(感情、思考、肥満、痩せ、免疫、ホルモン)、遺伝など内側からの影響があります。癌の原因について詳しく観ていきましょう。

タバコ
タバコの喫煙が癌の原因になります。タバコの成分に発がん性物質が含まれ様々な癌の原因になります。そして、タバコを吸わない方でも受動喫煙により副流煙を吸うことも癌の発生原因にもなります。

飲酒
飲酒は癌の原因になります。飲酒によりアルコールを摂取すると、それが体内で代謝されアセトアルデヒドという物質をつくり癌が発生します。

食事・添加物
食事や食品添加物による癌の原因があります。その原因として野菜や果物の不足、焦げた食品、動物性脂肪分などの食事、ハムやベーコン、明太子などの発色剤、あめやガム、チョコレートなどの人工甘味料、紅ショウガや福神漬け、菓子パンなどのタール色素、カップ麺やお弁当などのカラメル色素、レモンやオレンジ、グレープフルーツなど防カビ剤などがあります。

細菌・ウイルス・カビ毒・寄生虫
ヒトパピローマウィルス、ピロリ菌などのウィルス・細菌、アフラトキシンのカビ毒、寄生虫などによって感染することが癌の原因になります。


薬抗がん剤やホルモン剤、避妊薬、免疫抑制剤などを使用した際に癌が発生したりします。

放射線・紫外線
レントゲン撮影やCTスキャンなどの医療機器、事故による放射能の被ばく、長時間・期間の日光に当たっている紫外線など、目にみえないので認識しにくいですが癌の原因になります。

職業
化学工場をはじめ印刷、染め物、製紙、鉄鋼、ゴム産業、美容、服飾、ガラス・革製品など発がん性物質を吸収する環境の場で職業にされている方に癌の発生が少なくはありません。

工場の煙、排気ガス
工場の煙や排気ガスなどにはダイオキシンやベンゼンといった発がん性物質が含まれているため癌の発生原因といわれています。

活性酸素
人は呼吸の際に大氣中から多くの酸素を吸い身体に取り入れます。その酸素の一部が体内で変化が起こり強い酸化作用を持つ活性酸素に変わります。この活性酸素は物質を酸化させる非常に強い力があるため、それが体内で増えていくと身体の中を酸化させてしまう癌の原因になります。

 

ガンの原因(内的要因)

体質
肥満、痩せ、代謝の減少、ホルモン分泌の異常、免疫機能の低下など体質による変化や感情、思考の乱れが癌の原因になります。

遺伝
癌の原因に遺伝があります。「私は癌の家系だから・・・」と耳にするように癌の遺伝は親から子供へ遺伝する場合もありますが、癌は何らかの要因の生活習慣で遺伝子が傷つき、それがきっかけで遺伝子の異常が起こる場合もあります。

 

取り巻く環境のガンの原因はこのようことがあります。しかし、東洋医学ではガンの原因を体質的要因、心理的要因の両方から考えます。なぜなら、「心身一如」という「身体の不調が心に影響し、心の不調が身体に影響する」という考えがあるからです。

 

癌の原因(東洋医学)について

癌は東洋医学では古来より研究されていました。癌を東洋医学では「岩」「瘤(りゅう)」として考えます。岩は体の内側にできる非常に硬い塊、瘤は身体の表面にできる腫れ物のことをいいます。

癌を東洋医学ではそれらを異物として捉えており、その癌を発生させる体質的要因には「氣滞」「湿痰」「正虚邪実」「瘀血」などがあります。これらの癌の原因について詳しくみていきましょう。


◉氣滞(きたい)

癌の原因 氣滞氣滞とは、ストレスにより起こる原因です。氣という身体を循環するエネルギーがストレスにより氣の流れが滞り体内を循環することができなくなったために癌が発生します。

ストレスとは、東洋医学では社会生活(仕事・人間関係・気候など)や七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)のバランスが乱れたことをいい、この社会生活・七情の乱れが長期間、何らかによって刺激され体内で滞ると塊となり癌が発生することになります。

主な症状は疼痛、頭痛、喉が詰まり、イライラ、ゲップ、顔の黒ずみ、お腹が張る、しこり、不眠などがでます。

◉湿痰(しったん)
 湿痰は、身体の水分代謝が悪く水分が体内に停滞していることが原因です。湿痰は飲食の不摂生、七情の乱れ、過度の疲労、運動不足などが原因で起こります。

正常な身体の場合、水は体内に吸収され、必要ない水分を排泄し身体のバランスを保ちます。しかし、何らかの原因により水分代謝の運化作用が滞り水が体内に停滞すると、それが氣や血液などの循環を悪くし塊をつくり癌が発生します。

主な自覚症状は全身の重だるさ、食欲不振、むくみ、肥満、しこり、吹き出物、痰がよく出る、吐き気、おりものが増えるなどがでます。

◉正虚邪実(せいきょじゃじつ)
 正虚邪実とは身体が弱っている時に癌を発生させることが原因で起こります。正氣は「生命力」のことをいい、この正氣が強い時は人は健康で免疫力が高く、病気の原因に対して抵抗力があります。

しかし、正氣が慢性的な疲労や飲食の不摂、睡眠不足など何かが原因で正氣が虚し、正虚になると身体が弱ってしまい、その時に抵抗力や免疫力が低下した身体に感染や未消化物の発酵、ストレス、七情の乱れなどの癌の要因が侵入しやすくなり癌を発生させます。

主な自覚症状は、風邪をひきやすい、顔がコケる、痩せる、冷え、顔色が白い、無氣力などがでます。

◉瘀血(おけつ)
 瘀血は血液の汚れが原因で起こります。正常な血液はサラサラで体内を循環していますが、打撲・交通事故などの外傷やアルコール・辛いモノ・肉や乳製品・刺激物などの飲食物、便秘、喫煙、七情の乱れ、長期にわたる薬物使用、生理不順などが原因で、その体内の血液循環が停滞し血液の粘度が増したり固まりを創ったりして悪い血が滞った状態になります。

血液の流れが悪くなり、そのために体の中に悪い血が滞った状態なので、古い血が毒素になったり、氣や水分の流れ、血液に入っている酸素や栄養を運ぶことができなくなり癌が発症します。

主な自覚症状は肩こり・頭痛、目の下のクマ、シミ・そばかす、肌のくすみ、傷痕やアザが残る、生理痛、レバー状の塊、唇の色が紫色などがでます。

 

このように東洋医学では、癌の根本的な原因から癌を発生させた原因を考え、その原因から体質ケアします。

 

癌の原因(心理学)

癌の原因 心理的要因癌の原因を東洋医学の体質的要因でもお伝えしました。そして、癌の原因として七情の過不足が大きな影響だと考えます。なぜなら、東洋医学では「心身一如」という言葉があるように、「身体と心は一緒になって身体が生理的に機能している」と考えているからです。

そして、東洋医学と心理学の観点から癌の原因も最近では明らかになっています。伝説的な名医ジョン・E・シンドラー博士によれば、『すべての身体の病気のうち50%が、こころに原因がある』といいます。そのため、癌の原因にどんな心理的要因があるかに氣づいていくことが大切になります。

癌(ガン):深く傷ついている、どうしても明かせない秘密や深い悲しみ
子宮頸がん:女性でいることの拒否、男性に負けたくない
卵巣がん:創造性に欠け、自分にはできない不安がある。
乳がん:母親に対する隠された怒り、自分より他人のことを優先
肺がん:生きることへの困難と苦しみ。
胃がん:新しい考えに抵抗。強い裁きの想い。周りにうまく適応できない葛藤。
大腸がん:未来への恐れがある。古い考えを手放せない。
甲状腺がん:本音がだせずやりたいことをしていない。自分には望む権利がない。
膵臓がん:自分を犠牲にしている。人生の喜びの怒りと欲求不満。
肝臓がん:多くの怒りや不満がある。無力感。人生をコントロールできず批判。
腫瘍:古い傷やショックを大切にしている
白血病:自分を守ることが困難。自分を攻撃してる。自己信頼の欠落。
(すべてがうまくいく「やすらぎ」の言葉 ルイーズ・L・ヘイ 著 一部を参照)

 

このような心理的要因はありませんか?その心理的要因に氣づいてケアしていくことが病気をやめるきっかけになります。

 

当院は癌の根本的な原因から、4つの健康づくりを通して、整体療法・鍼灸治療・心理カウンセリングなどを独自の方法を用いて、健康サポートしております。

 

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